「慣れない事をすると 非常に疲れるのは、その動きの感覚経験がないため、何処に力を入れればいいかわからないのです。一度経験したことや慣れた事をするときは、感覚経験があるので身体は自然に動いてくれます。感覚と動作が一致すれば、余分な力が抜けて全身が一つにまとまって動けます。」
今月の和道ヨガの資料の一文です。
この意味を確かめるワークをしてみました。
ただ歩いてみることでわかるのですが、その歩き方にちょっとしたコツがあります。
生徒さんには先入観なしに体験してもらうため、いつものように意味も結果も伝えずに行います。
私のするべきことは、生徒さん方が一瞬でも自分の身体と向き合えるようにサポートすることです。
仲間とも実験検証タイムを設けます。
生徒さん方は、一生懸命身体の声に耳を傾けます。
どうしてそうなるのか、不思議なことが起きます。
どうなるもこうなるも、今起きた現象を認めること
理屈は抜きにして〜
この「理屈抜き」が大事です。
意味とか理屈とか効果とか、頭を働かせないことの練習なのです。
私は私で大事な学びの時間です。
その検証の結果より大事なことがあるからです。
生徒さんそれぞれに身体の癖、傾向、があるのを理解することです。
察しのいい人は、色々と脳みそを働かせ予測をたててしまいます。
自己防衛システムの感度の高い人もいます。
そういう場合は、身体が素直に反応しません。
そのことはなかなか自分ではわかりづらく、ペアーワーク、対人稽古をすると気づきやすくなります。
でも、それもその人の身体の一部ですから、ジャッジせずに 見守ったり、提案したり、良きタイミングを待ちます。
みんな違って みんないい
みんな違って それがいいのです
一人で色々な体操、ポーズをとることも大切。
触れて触れられて気づくことも沢山あり、ぜひ 人との間、皮膚接触の感覚を楽しんで欲しいと考えています。
お稽古はその日その時その瞬間を楽しみながらみんなで感じた事をシェアする。
いまここ、を体感することが大切だと つくづく感じています。
和道ヨガのお稽古の時間が、健気な自分の身体に気づき、身体が望むような愛し方に近づく事を目指しています。